クアラ PTP イーサネット　スイッチ

映像信号は、アナログ、デジタル、圧縮形式を問わず、カメラから消費者のディスプレイに至るまでの配信チェーン全体に沿って、常に正確な同期が必要とされてきました。タイミングは信号配信のあらゆる側面を駆動しますが、特に「リップシンク」を達成するためにビデオとオーディオを同期させることが重要です。

信号処理経路のすべての側面をIPネットワークに移行すると、パケットベースのネットワークは基本的に非同期で非決定的な性質を持っているため、正確なタイミングを取ることが難しくなります。幸いなことに、IEEE 1588 Precision Time Protocol (PTP)という形で解決策が用意されています。この技術を適切に使用すれば、何百ものノードを持つ大規模なネットワークにおいて、デバイスのクロックをナノ秒以内に同期させることができます。これらのクロックがGPS（全地球測位システム）信号から得られる場合、PTPは、最新のメディア運用において、あらゆる種類の信号に対して非常に正確で安定したタイムベースを提供することができます。

QuarraのPTP IPソリューションは、Artelのメディア配信ポートフォリオを補完するもので、エンドユーザーにリアルタイムメディアIPネットワークを配信するための優れたソリューションセットを提供します。 放送業界がオールIPネットワークへの移行を続ける中、IPベースのワークフローを管理する信頼性の高いソリューションを提供することは、効率性を維持し、ミッションクリティカルなマルチメディアストリームを確実に配信するために最も重要になります。

Quarra PTPイーサネットスイッチは、最先端の高精度タイミングプロトコルスイッチ技術を提供し、AES67/ SMPTE ST-2059-2 (IEEE1588)オーディオ市場のデファクトスタンダードとなり、提案されているSMPTE 2110ビデオ規格を満たすソリューションと相互運用しています。